子育てネットワーク連絡会

おむすびを旅立つ子供たちを見送った翌週のこと。

荒川区の「子育てネットワーク連絡会」に出席した。行政と子育てサークルや民間団体をつなぐ連絡会を、区が年2回開催してくれるのだ。

参加したのは区から9部門、民間団体が10団体、自主サークルが9団体。区の施策説明を聞くだけではなく、団体紹介と質疑応答の時間が設けられている。

母子がくつろげるサロン設置を行う団体、外国人に日本語を教える団体、子育て情報サイトを運営する団体、アレルギーサークル、冒険あそび場運営団体、同じ産院で知り合ったママ同士のサークルなど、みな様々な活動を行っている。

おむすびにとっては、連絡会出席が新年度活動の第一歩となった。

実は、私は久しぶりの参加。前に参加したとき区の対応が少々残念だったもので、もう行かないつもりだったのだけれど、今年だけ皆に頼まれて仕方なく参加したのだ。正直なところ、ちょっと面倒だなぁと思っていた。

でも、おむすびの大変な年度末(卒会、胃腸炎集団感染、仲間の引越、上の子たちの入学準備・・・)を過ごすうち、ここはひとつ比較的時間のある自分が頑張らねばという気持ちも沸いてきた。

そして、当日。
実際に参加してみたら、なんと!荒川区はいま、母たちの言葉に耳を傾けニーズに「寄り添う」姿勢ではないですか。以前参加したときは「区の施策説明を聞かせて頂く会」だったが、雰囲気が格段にやわらぎ、こちらの想いを酌んでくれる。
育児サークルを助けようとしてくれている気持ちが伝わってきて、職員の皆さんは「あったかいなぁ」と感じた。お役所に対してこんな気持ちになったのは、人生で初めてのこと。
とても素敵な会。続けて参加してみようかな。

会議後に他の団体と少しだけお話する時間があった。
「せっかく知り合ったのだから、また集まりましょう」と言ってシュルシュルっと日程が決まり、新グループが立ち上がることになった。

子育てネットワーク連絡会は、新たな活動を生み出す場としても機能する。団体間の交流が、活発な活動の源となりそうな予感。

新グループの決起集会は9日。おむすびが、そこでどんな役割を担うことが出来るのか、とても楽しみだ。

(MK)