草花・幼虫・お誕生会

5月21日(金)の活動。

晴天の尾久の原にて集合。30度超の夏日予報ですが、朝は爽やかで瑞々しい草花の香りで満ちています!

本日はゲストが6人とにぎやかです。お友達のKタくん母子、Sウちゃん母子、子育てが一段落したサポーターのT山さんとY野さんが遊びにきてくれました。挨拶をして、いつものように全員がリズムで体を動かします。「この動き、案外きついのね」とT山さん。そうなんです、なんてことなく見える動きも、普段運動をしなくなっている大人の私達には結構な重労働。リズムは大人のためでもあったりして。

Oケさん(この方もサポーター)が教えてくれた秘密のスポットに、てんとう虫の幼虫を探しに行くことに。息子さんが小さいころに尾久の原を遊びきったOケさんは、尾久の原の遊び方を、カレンダー3枚を張り合わせた壮大な地図にしてくださったのです(ありがとうございます!!)。その秘密地図をもとに、膝下まで伸びた草をかき分けながら原っぱを横切り、池を越えて木陰を渡り歩きつつ移動します。なるべく大きな赤つめ草を探して摘みながら進む子ども達。Y野さんは少女のようにウキウキした表情で、とりわけ小さな草花を選んでは摘んでいます。大人の生き生きした表情を見られるのも、自主保育の醍醐味ですね。

目的地の柳の木に到着。てんとう虫の幼虫を探しますが、実は誰も見たことがないので、これかなぁ??とY美かあさんが見つけた小さな黒いモゾモゾ動く虫をカメラに収めます→後で調べたらビンゴ!孵化直後の赤ちゃんでした。更にY美かあさんが木のウロで昼ねしていたナメクジを発見し、枝で取り出して見せてくれます。触ると角を引っ込めるのが面白くて、何度もツンツンするRタ。なぜか触れず固まる3歳児2人(後で判明したのですが、「ナメクジにお塩をかけると溶けちゃうのよ〜」というY野さんのコメントがちょっとした衝撃だったらしく、頭の中でハテナがグルグル回っていたようです。)お母さんと二人でダンゴムシを枝でチョイチョイ触って丸めて遊ぶSウちゃん。マイペースにどんどこ走り回るKタくん。子どものペースに合わせてゆっくりと遊べるのって幸せ。大人もしばし童心に帰れます。

お腹すいた〜とのことで時計を見たら11:30ピッタリ!腹時計の正確さは折り紙つき。手を洗って拠点に戻り、待っていたM桜&Aラも一緒にお昼。週に三度もピクニックなんて贅沢だと思います。

食後は木陰でお絵かきしたり、近くの花を摘んだり、大人もまったりと初夏のおしゃべりを楽しんだあと、本日のメーンイベントAラの誕生会がはじまりました。

皆が星の子の歌をうたい、星の子の装束に身を包んだAラがM母さんと一緒に花のアーチをくぐり、草色の布の上に座ります。お祝いの歌とともに、手作りカードを順番に手渡したら、おはなしの時間。Aラが生まれたときからその日までの出来事を、写真とともにM母さんが語って聞かせてくれます。小さいころのポッチャリ写真に皆思わず笑顔!

他所のお子さんの成長について、そのためだけに時間をとって、写真を見ながらお話を聞く機会ってあまりないと思います。お話を聞くうち、Aラが元気に大きく育ったことをうれしく思う気持ちが、ゲストも含めた全員の心に芽生えました。こんなふうに心がじわっと温まるおむすびのお誕生会が、子ども達はみんな大好き。そして帰りには必ず「次は誰のお誕生日なの?」「自分のときにも(今日と同じように)みんながカードをくれるかなあ?」と話しながら帰るのでした。

尾久の原、ありがとう!今日も楽しかった!

(MK)