はじめのいっぽ




4月18日の活動「はじめのいっぽ」。これは自主保育おむすびの始業式とミニ運動会を兼ねたものです。本当は年度初に予定していたけれど、皆の体調不良が重なり延期開催にて18日に。
天候も心配されましたが、前日の降雪が嘘のような晴天なり。
今年度は、先日の子育てネットワーク会議で知り合った「あらっこナビ」さんが親子で行事を体験取材に来てくれます。
それなのに、「ゆったり活動」と決めた今年度にふさわしく(?)ゆったりバラバラと集合するおむすびメンバーとゲスト。挨拶や競技などの段取りも「ゆったり」。こども達もつられて、運動会のはずなのに「ゆったり」お絵かきをはじめたり…(笑)。

そうして、ようやく始まった運動の部。

まずは恒例「煎餅取り競走」。パン食い競走と同様、ぶら下がった煎餅に向かって走り、手を使わないで取る競技です。
最初に小学生OGと年長が「見本」で走ります。食べ物がかかっているので真剣。次は3歳以下のちびっこ。大きい子の見本を見て何をするのか理解し、迷わずせんべいに突進!去年は上に跳ねるばかりで前に進めなかった小さい人たちが、今年は「競走」できています!
続いては大人〜。おむすびでは、大人だって競技に全員参加です。パパ達の迫力満点の走りっぷりも、ママ達の大きくあけたお口も、年に一度しか見られない風物詩(?)なので、子ども達は戦利品の煎餅を頬張りながら、ニヤニヤ顔で見物です。
大人用の煎餅をぶら下げていると、1歳のAラがふらふらと寄ってきました。どうやら、もう1つもらえると思った様子。可愛い。
そうそう、今年は「Sクラブ生協」さんから煎餅を提供していただきました。ありがとうございました。

次の競技は「しっぽとり」。赤・青・黄の3組に別れ、お互いのしっぽを取り合う競技です。しっぽとは、ウエスト後ろ側に挟み込んだ30cmくらいの紐のこと。走ると、これがしっぽのように風になびくので、自分のしっぽを気にしつつ他の人からしっぽをとります。
緊張感でハイになるのか、毎年大人が燃えるこの競技。こども達は、本気で走り回る大人の間をうろうろするだけで精一杯です。大人にぶつからないように気を配っていたら、小さい子同士でごっつんこ、なんてことも。しかし年長くらいになると、大人のしっぽを素早く奪っていくツワモノも出てきます。

本当は、「リレー」もするつもりでいたのですが、「ゆったりスタート」したので、しっぽとりが終わった時点ですでにお昼。順番に手を洗いに行って、シートの上でピクニックランチです。
イベントではいつもアレルギーの子ども達に配慮し、アレルギー対応レシピにておかずの持ち寄りを行っています。皆が知恵を絞ったレシピは、本当においしくて、安全で、全員が食べられるご馳走。アレルギー児を抱える家庭にとって、本当にありがたい仕組みです。
食べ終わったら、ぱ〜っと遊びに行く子、食べ物のそばから離れない子、全員がそれぞれにこの場を満喫し満足しています。
大人もご馳走の後はおしゃべりに花を咲かせます。

最後は、K子ママが持ってきた大縄で「子どもつなひき」。子どもの年齢が均等になるよう、左右に振り分けてチーム編成。
負けたチームは涙…。みんな、真剣によくがんばりました。

名残惜しいけれど、♪さよなら・あんころもち・またきなこ♪でお別れです。

葉桜が残る尾久の原でそよ風を感じながら、ちょっぴり本気の運動会&ぽかぽか大家族風のピクニック。シンプルに楽しかった。

引っ越していったメンバーたちの不在を思いながらも、新しい「ゆったり」ペースを掴んだ実感を持てた一日でした。

(MK)