草花パレット



6月4日(金)の活動

暖かくなってきたので、今月から09:30集合にしましたが、すでに日差しがきつい。昼間で木陰が続く場所を選んでレジャーシートを敷き、近くの木におむすびの旗をかけて、本日の拠点設営終了。
・・・と思ったら、元メンバーのM美さんが駆けてきます。子どもの通う幼稚園がザリガニつり遠足に集団でやってくることをしらせに来てくれたのでした。ありがたや。普段、小集団でのんびりと原っぱで活動しているおむすびの子どもにとって、大集団の存在は「落ち着かない」のです。先日も拠点から離れて遊んでいる間に、小学校の遠足ご一行様が私達の拠点をぐるりと取り囲んで食事をはじめており、大分がっかりしながら場所を移して食事したことがありました。今日は、前もって教えていただけたので、早速、別の木陰に拠点を移動することに決定。
草の丈が伸びてきたので、原っぱ横切るとき緑の香りで満たされます。シロツメクサアカツメクサなど代表的な草花も全盛期。池を超え、身丈の半分以上隠れるほど生い茂る草をものともせず、3歳児は花を摘みながら移動します。もうすぐ2歳のRタはベビーカーでゆっくり追いかけます。プラタナスエリアの向かいにシートを敷き、改めて挨拶。Rタ、楽しげにリズムをします、3歳はもうひとつ乗らず。
Y美ママが熟したさくらんぼをとってくれたので、皆でそのまま白い紙に押し付けてみました。きれいな色!サポーターのOケさんが「草花パレット」という遊びを紹介してくれたことを思い出し、そこら中の草や花を摘んでは紙に擦り付けてみます。サクランボの紫は、アントシアニンが酸化すると茶色に変色。ヘビイチゴは水っぽくて失敗。追加のさくらんぼを探しに土手方面に遠征もします。タンポポは黄色が鮮やか。オオバコのグリーンが素朴で長持ち・・・など、ひとしきり楽しみました。
いい時間なので、お昼にしようと提案し、手洗いからの帰途、てんとう虫のさなぎ、それも珍しく模様がないものを発見してワクワク。抜け殻も発見。尾久の原はお宝がいっぱいです。
食事を始めてみるものの、Rタは疲れたのか全くご飯がすすまず、オッパイモード。飲みながら寝てしまったので、Y美ママと二人は早退。その後、3歳のC子とMやんは、何と40分も時間をかけてお弁当を食べ終えました!S子ママがお迎えにやってきたので閉会にしようとするも、食事に時間をかけすぎた二人は「遊びが足りない」と騒ぐ始末。
あ〜あ、とため息をつき、ふと先ほどのレアさなぎをもう一度見たくなって、葉の裏をのぞいてみたら、なんと!模様がついているではありませんか。模様って、だんだん出てくるのか〜〜。今まで気に留めなかった昆虫の生態に注目させてくれた子どもが、途端にいとおしくなります。
本日の手遊びは「糸まきまき」。
絵本は大型フォト紙芝居絵本「ナナホシテントウ」。さっき本物を見たばかりのさなぎも出てきたので、すんなりと世界に入り、お話に聞き入りました。実体験は大切だなぁ、と改めて実感しました。
(MK)